今回は、ヤマハ マジェスティS(SG52J/2020年モデル・シルキーホワイト)の修理見積り事例をご紹介します。
走行中に自転車との接触で左側へ転倒し、外装とセンタースタンドまわりに大きなダメージが出たケースです。
ぱっと見では「そこそこ傷が多いかな」程度に見えても、スクーターならではの構造が原因で思った以上の見積額になることがある、という典型例でもあります。
ご依頼いただいたのは、2020年登録・シルキーホワイトのマジェスティS。
走行中に相手の自転車と前側が軽く接触し、そのまま左側に転倒してしまったとのことでした。
幸い、車両は自走可能で「まったく乗れない状態」ではありませんでしたが、
転倒により外装の傷とセンタースタンド周りに大きなダメージが発生していました。
今回は、「修理そのもの」ではなく、相手側の保険対応を前提とした修理見積もりの作成をご依頼いただいた形です。









一見すると「外装のカウルに傷が多い」という印象なのですが、
今回のマジェスティSで特に気になったのが、センタースタンド(メインスタンド)の状態でした。
店舗スタッフの確認では、
という状況が写真からも確認できました(※記事では写真でご覧いただけるようにしています)。
スクーターはフレーム・エンジン・スタンド・外装の位置関係が独特で、
転倒時にエンジン+スタンド周りが“ガチッ”と支点になりやすいという特徴があります。
その結果、単なる外装の傷だけでなく、エンジンカバーやスタンド本体など、機能部品にも影響が出ることがあります。
今回は、以下のような箇所を中心に見積もりを行いました。
車両自体は比較的新しく(2020年モデル)、部品供給もまだあるモデルですが、
外装系パーツは点数が多く、スタンド・エンジンカバー系も合わせて交換・修正が必要となるため、
お見積もり金額はおよそ20万円ほどとなりました。
「転倒はしたけれど、普通に走れているから大丈夫かな」と思ってしまいがちですが、
今回のように**“スタンドが使えない”“エンジンカバーにスタンドが食い込んでいる”**といった状態は、
実用上も、安全・使い勝手の面でもそのままにはしておきたくない部分です。
このマジェスティSのケースでは、
オーナー様は「転倒で傷は多いものの、乗れない状態ではない」とのことで、
今回は修理を行わず「見積書のみ」作成という対応になりました。
事故後の流れとしては、
とのことです。
自転車との事故の場合、
によって、修理の可否や負担額が大きく変わってきます。
今回のケースでは、
「相手が保険に入っていてよかった」と言えるパターンだと思いますが、
現実には、自転車側に保険がないケースも少なくありません。
その場合、
といった問題が出てきます。
ですので、
「自分の車両を守る」という意味では、バイク側で車両保険に加入しておくのも一つの方法です。
もちろん保険料とのバランスがありますが、
といった方は、一度検討しておく価値は十分あると思います。
今回のマジェスティSの事例から言えるのは、
ということです。
当店では、
といったご相談にも対応しています。
今回のように、写真でセンタースタンドやエンジンカバーの状態をしっかり確認しながら、
実際に修理した場合の費用感を具体的な数字でお出しすることが可能です。
自転車との接触や、転倒後の車両チェックで不安なことがあれば、
「とりあえず見積もりだけ」という形でも大丈夫ですので、お気軽にご相談ください。