今回ご依頼いただいたのは、**ヤマハ マジェスティ250(SG20J型)**にお乗りの方からの損害見積り作成です。
事故の状況は、交差点を右折中に対向車が右折してきたため、それを避ける形で転倒されたというものでした。
接触はしておらず、「非接触事故」となりますが、車両は左側に転倒し、外装部品を中心に損傷を受けたとのことです。
こういった非接触事故であっても、実際には車両や身体に被害が出るケースは少なくありません。
事故証明が取りにくくなることもありますが、損害状況の記録と見積書の作成は、その後の交渉において大きな意味を持ちます。
大型スクーターとして人気の高いモデルで、流線型のボディと余裕のある走行性能が特徴。今回の車両は、年式こそ少し前のモデルですが、非常に綺麗にカスタムされており、所有者様の愛着を感じる1台でした。
今回のマジェスティは、以下のような多数のカスタムが施された車両です。
いずれも、純正パーツではなく、専用品やワンオフ塗装パーツのため、破損や塗装ハゲが生じた場合には、補修や再塗装・交換での対応が必要となります。
なお、車体に大きな歪みや機能的な破損はありませんでしたが、見た目や価値に大きく影響する部分の損傷が中心です。
今回は、修理を実施せず、損害証明としての見積りをご依頼いただきました。
カスタム車両ということもあり、純正価格だけでは算出できない部分や、補修・再塗装・社外品パーツ代なども考慮し、見積り金額はおおよそ45万円となりました。
カスタムパーツや塗装の再現などは、見た目を大切にしているユーザー様にとって非常に重要なポイントです。
損傷があっても「元通りに戻せない」といったケースも少なくないため、見積もり段階から適切に内容を盛り込むことが大切です。
現在、加害者側の任意保険の適用が見込まれているとのことで、交渉用として本見積りを保険会社にご提出いただく予定です。
最近では、弊社が作成した損害見積もり費用を保険会社が負担する事例も増加しています。
ただし、これはあくまでもケースバイケースで、被害者側の交渉力や保険会社の対応方針によって異なるため、確約はできません。
とはいえ、見積もり作成は損害証明において非常に有効です。
事故相手が「接触していないから責任はない」と主張するケースにおいても、損傷状況や写真資料、見積書を揃えることで交渉の糸口となります。
弊社では、カスタム車両・年式が古いバイク・海外車両など、他店では断られるようなバイクでもできる限り対応いたします。
今回はホームページからのお問合せに不具合があり、LINEから直接ご連絡いただきましたが、写真とヒアリングだけでもスムーズに見積り作成が可能です。
また、損害があるかどうか判断に迷う場合でも、お気軽にご相談ください。
「事故=必ず修理」ではなく、「事故=まずは証明と交渉」という考え方も必要です。
今回のように、接触していない事故でも実際には車両が倒れ、大切にしていたカスタムパーツが損傷することは少なくありません。
特にカスタムバイクは一つひとつの価値が高く、再現が難しいため、
「見た目が少し傷ついただけ」と見過ごさず、しっかりと損害を見積り・記録していくことが大切です。
✅ 損害見積もりをご希望の方は、LINE・メール・お電話にてお気軽にお問い合わせください!
どんなバイクでも、できるだけお力になれるよう対応いたします。