2025年6月10日
【事故実例】台湾ビーノ125が自転車と接触し転倒 修理見積もりと保険対応のポイント

こんにちは、二輪処エスペラントです。
今回は、台湾YAMAHAのビーノ125(型式:LPRSE24)が自転車との接触によって転倒した事故の修理見積もり事例をご紹介します。

年式の古い海外モデルということもあり、通常の店舗では対応が難しいと断られてしまったとのことですが、当店ではこれまでの経験を活かし、リペアパーツの作成を含めた現実的な見積もりをご提供いたしました。


■ 事故の状況:自転車の飛び出しでとっさに回避、左側に転倒

ご依頼いただいたN様によると、事故は以下のような状況でした。

  • 市街地走行中、突然自転車が飛び出してきた
  • 咄嗟にハンドルを左に切り避けた結果、左側に転倒
  • 自転車と直接接触したかどうかは曖昧ながら、回避行動に伴う転倒による損傷が中心

転倒の際に車体左側に損傷が集中し、さらにハンドルとフロントフォークに歪みが出ている状態でした。


■ 見積対象となった損傷箇所

今回の見積もりに含まれた主な部品や修理項目は以下の通りです。

  • ハンドル回り(転倒時の衝撃による歪み)
  • フロントフォーク(走行に支障をきたすレベルの変形)
  • レッグシールド(左側に大きな擦り傷と割れ)
  • サイドカバー(欠けや割れが見られたため交換を想定)

上記すべての損傷に対して、純正部品が入手できない部分については、リペアやワンオフパーツ製作によって修復対応を行う想定で見積もりを作成。
見積金額はおよそ20万円となりました。


■ 「保険会社に提出できる見積書ですか?」というご質問について

お客様からは「この見積書は、保険会社に提出できる正式な損害見積になりますか?」というご質問もいただきました。
当店からは、次のようにご説明しております。


N様
ご連絡ありがとうございます。
ご依頼いただいた損害見積は、他のお客様と同様に保険会社への提出用として使用可能な見積書となっております。
実際に当店で修理を行う場合は、提示金額で作業を実施いたします。
この見積をもとに、相手と保険会社の間で損害をどこまで認めるかが交渉のポイントとなりますので、ぜひご検討ください。


多くのお客様が、相手側保険会社に対してこのような修理見積を提出され、交渉の材料として利用されています。
市内のバイクショップでは対応を断られることもありますが、当店では海外車両や廃番部品が含まれる場合でも柔軟に対応しております。


■ 海外車・旧型モデルでも修理見積は可能

今回の台湾製ビーノ125(LPRSE24)は、国内では比較的希少なモデルで、しかも年式が古いため、部品の供給がかなり限られています。
そうした事情もあり、他のバイクショップでは修理見積の作成すら断られてしまったとのことでした。

当店では、こうしたケースに対して、

  • 中古部品の活用
  • 社外パーツでの代替
  • ワンオフパーツの作成・加工

などの手段を駆使し、実現可能な修理方法を前提とした現実的な見積もりを作成いたします。


■ 自転車との事故は交渉が難しいケースも

今回のように、相手が自転車の場合は保険の加入状況によって対応が大きく変わることがあります。
加害者側が保険に未加入だったり、補償の上限が低い場合、損害賠償の回収がスムーズに進まないケースもあります。

また、今回のように「転倒したが直接の接触が不明確」といった事例では、事故原因の証明や過失割合の交渉も複雑になることが多いです。

そうした背景を踏まえて、事故後は可能な限り、

  • 現場写真や損傷部位の記録
  • 相手方の情報確保
  • 第三者による見積書の取得

を行うことが、今後の交渉において非常に重要です。


■ まとめ:希少モデルの事故見積もお任せください

台湾ビーノ125のように、海外製で流通量の少ないモデルや、古い年式のバイクであっても、当店では実現性のある損害見積書の作成が可能です。
また、保険会社への提出を前提とした書式・内容で作成いたしますので、安心してご依頼いただけます。


✅ 今回のポイントまとめ

  • 自転車の飛び出しによる転倒事故で、左側に広範囲の損傷
  • ハンドル・フォークの歪み、カウルの割れなどが発生
  • 海外車で純正部品がなく、リペア・代替パーツによる修理想定
  • 保険会社提出用の見積書として正式に使用可能
  • 自転車相手の事故は保険対応・交渉でトラブルが起こりやすいため、早期の対応が重要

修理予定がなくても、見積書の作成のみのご依頼も歓迎です。
事故に遭われた方、保険会社との交渉に不安のある方は、ぜひ当店までお気軽にご相談ください。